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主席の業務日誌・2015年09月

2015年09月吉日
日本神国 国家主席府 直轄都市行政庁           
政策企画統括局 財政政策統括官付機動投資対策班
2015-08 < 2015-09 > 2015-10

9-21/22

9-21/9-22

実家の父母に連れられて、信州方面へ家族旅行へ行ってきた。
費用負担は、「半分以上運転するから」ということで労働提供による無料扱いである。
実際には、うちの親父が意地張ってず〜っと運転していたので、たいした労働は無し……。
ただ、混雑したアップダウンの激しい高速道路を運転してきたので思ったことを、記念に厄落としも含めて、かつ自戒の念を含めて公開しておく。

まず、長野自動車道の姨捨サービスエリアから善光寺平の眺めは絶景である。
空気が澄んでいる冬の時期であればなおきれいであろう。
また、夜間であれば、夜景がきれいであろう。
よって、冬の夜景は絶品と考えられる……、スタッドレスタイヤをお忘れ無く。
なお、車で姨捨まで来るのがおっくうであれば、JR東日本の篠ノ井線の姨捨駅まで、JR東日本にやっかいになるという方法もある。

この長野自動車道の更埴インターから安曇野インターの間が上り下りに急なカーブが連続する山岳区間(トンネル・カーブ連続区間)となっている。
上述の姨捨サービスエリアはこの区間に設置されており、上り坂を駆け上がっての合流となるので、「ファイト!!一発!!」といった具合に気合いを入れて加速し合流しなければならない。
道路標識の「40キロ規制ここまで」なんか無視してその手前から加速した方が良いかもしれない。
そういう路線区間であるため、交通が集中すると簡単に速度が低下する。
そもそもの道路の規制速度が時速80キロとなっているのだが、簡単に70キロとか60キロに速度が低下してくる。
走行車線も追越車線も、同じくらいになる。
そうすると気になるのが後続車である。
基本的に80キロ制限ってのを気にせずに走っているので、時速100キロで走行する車の前に急に70キロで走行する車が現われると、急ブレーキになる。
きちんと減速してくれるならまだしも、減速が遅れたりすると、やたらめったら狭い後方車間距離となり、非常に恐ろしい。
かといって前の車を煽るわけにも行かない、前にはその前を走る車がいて、その前の車にも……(以下略)。
そして団子状態の高速移動集団が完成する。
更埴インターから姨捨サービスエリアまでは、この団子状態が延々続いたが、姨捨サービスエリアで休憩の後はちがった状態となった。

姨捨サービスエリアからは走行車線のみが、時速80キロ前後の集団を形成し、追越車線は100キロ前後で流れていた。
上り坂が急になるポイントなどで、時折時速70キロまで速度を低下させながら走っている集団の後ろについてしまっているので、先行車の80キロに合わせながら、後続から来る100キロの集団を迎えなければならなくなる。
これはこれで、恐ろしい。
自分の後ろに違う車が並ぶのならばまだしも、後ろにつく車がみんな追い越していくので、常に自分がしんがり状態。
恐ろしいので、右車線が空いたすきに車線変更して、この車列を追い抜くこととした。
80キロ前後で走っている車の先頭は誰だろうか、そう思いながら右側を100キロ前後まで加速して通過すると、先頭にいたのは、とある運送会社のワンボックスカーであった。
もちろん、そのワンボックスカーの前には車はいない……。
いわゆる『社速』運転中なのだろう。
この社速運転、空いているときならなにも言わないけれども、混雑しているときまで厳格にやらなきゃいけないものなんだろうか。
100キロの車の集団の中で、一台だけ80キロで走行して怖くないのだろうか、と心配してしまうが、本人たちはどう思っているのか、知るすべはない。

今度は、北関東自動車道である。
関越自動車道との高崎ジャンクションから、東北自動車道との岩舟ジャンクションの間を走行した。
この区間で、先行車両に追突しかけた話である。
この路線でも、長野自動車道と同様に、社速運転中の営業車やトラックが左側車線を走行し、おおよそ20台近い車列を作っていた。
北関東自動車道は新設路線であり、高度経済成長期にブルドーザーのごとく買い漁った土地にまっすぐ一直線に道路を建設しました、という道路ではなく、右に左にカーブする道路である。
その上、関東平野北端の丘陵地帯を走行することからアップダウンもあり、トンネル区間もある。
全線法定速度での走行が可能とはなっているが、アップダウンにトンネルが加わり、かつ交通量の増大も含めると、100キロ走行するには環境が悪すぎる。
その左右のカーブやアップダウンにより、タイミングが合うと前方が見渡せることがある。
そのタイミングで前方を見てみると、見渡す限り車がずらーっと並んでいた。
誰かがブレーキを踏めば何台か後ろでは渋滞が発生するという渋滞学の基本を観測できそうな環境である。
そんな環境の中、車間距離はおおよそ数十メートルで走行、前方車両が加速度無限大で停止したら追突するような運転をしていたところ、ちょうどトンネルにさしかかり、かつ若干の上り坂となった。
前方3台前の車がブレーキランプを灯したので、減速必要と判断し、アクセルを完全に戻しエンジンブレーキの状態とした。
だが、それでは足りず、前方の車が、結構な減速度で減速してくれて、車間距離が一気に縮まった。 これはマズい。
高速道路本線上でフルブレーキですよ。
本線上フルブレーキは追突のリスクを伴うから絶対に避けなければならない運転にもかかわらず、やってしまいました。
幸い、フルブレーキ停車寸前に前方車両のブレーキランプが消え車間距離が急に開き始めたので、それに追従するよう私もアクセルを踏み込み、後方車間距離拡大に努め、後方車両からの追突のリスクを少しでも減らしました。
複数台前の減速を早めに認知したことにより、エンジンブレーキで車間距離保持は可能だと判断を誤り、本線ブレーキを躊躇したという別の判断も誤ったことで、危険な状況に陥らせてしまったと考えられる。
反省点として、通常の車間距離を保って走行しているときと、今回のように通常よりも狭い車間距離で走行しているときの減速判断を、同じレベルで判断してしまったことがあげられる。
車間距離が狭いときには車間距離が狭いなりの運転をしなければいけないことを、改めて実感しました。
……そのまえに車間距離保持した運転しろよ、と言うことかもしれませんが。